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トランペットのケース選び方を教えます!学生におススメ3選

春から楽器をはじめよう!と考える社会人やシニア世代の方は

多いのではないのでしょうか?さらに学生の皆さんも、進級や入部など

新しい節目を前に「自分の楽器が欲しい!」とわくわくしている方もいますよね。

特に吹奏楽部では、中学・高校でフルートやクラリネット、

そしてトランペットなど比較的小型な楽器を担当している人は現役時代に

My楽器を購入される方が多いです。

楽器庫にある共有楽器よりも、キラキラしていて吹き心地もよく、

なにより愛着を持って演奏が出来る嬉しさがあります。

しかし、実際に購入するとき、意外と見落としがちなところが

〈楽器のケース選び〉です。

もちろん、実際に演奏するパートナーとなる楽器そのもののグレードやメーカーに

ついて比較検討することは必須ですし、お手入れセットも一通り揃えておいた方が

安心なので一緒に購入される方もいますね。

しかし、楽器ケースまで気を遣って購入する・・・という方は

もしかしたら少ないのでは無いでしょうか?

私も学生時代は「楽器ケースなんてどれも同じでは?」と思っていたので、

全く気にすること無くセットで付いてきたケースを使っていました。

しかし、大学に入ってケースを買い直す機会があり、

ケース選びの大事さに気付きました。

そこで、この記事では

「自分にはどれが向いているんだろう?」

「楽器屋さんで購入したときにセットで付いてきたんだけど、本当にこのケースで良いのかな?」

「ケースが痛んできたから買い換えようかな・・・」

と悩んでいるトランペット奏者の方向けに、10年間吹奏楽部で

トランペットを演奏してきた私がおすすめする3つの楽器ケースを紹介します!

ケース選びのポイントを紹介

実際にオススメのケースを紹介する前に

「何を基準にしてケースを選べば良いんだろう」

という点について、3つの視点で解説していきます。

種類で選ぶ

トランペットの場合、ハード・セミハード・ソフトの3種類があります。

それぞれのメリット・デメリットについて、簡単に説明していきます。

《ハード》

トランペットケースといえば真っ先にこのイメージを浮かべる人がほとんど。

私は中学時代楽器庫にあったものを使っていましたが、

まさしくこのヤマハさんのケースでした。

ハードのメリット

頑丈で、外部からの衝撃の耐久性◎ 

トラックなどの長距離運搬でも、変形することなく中身を保護することが出来る

ハードのデメリット

ケース自体が重いため、手持ちでの移動には不向き

ぶつかると傷が付きやすい 

《セミハード》

出典元:Amazon

こちらのケースも、ハードケースに劣らず見る機会が多いのでは無いでしょうか。

外装に合成樹脂ではなく、ナイロン生地を使用することで軽量化しつつもしっかりと中身をホールドし大切な楽器を守ってくれます。

また、手持ちだけでなくリュック型として持ち運ぶことが出来るケースが多い印象です。

セミハードのメリット

ハードとソフトの中間。軽さがありながらも中身をしっかり守ることが出来る

セミハードのデメリット

商品によって強度が異なるため、通販で購入する際は注意

小物類の収納が外側にあり、雨天時に濡れてしまうときがある

《ソフト》

出典元:Amazon

ソフトケースの一番の特徴は、とにかく持ち運びがしやすいことです。

河川敷や近くのスタジオまでちょっと練習しに行きたい・・・というときでも

このケースであれば気軽に持ち運ぶことが出来ます。

またハードケースは2~3kg前後の重量があり「自分の楽器よりケースの方が重い・・・」

と感じるときがありますが、ソフトケースは750gと軽量です。

ソフトのメリット

気軽にどこでも持ち運びやすく、長時間の手持ち移動でも疲れにくい。

コンパクトなのでファッションの邪魔にならない。

ソフトのデメリット

小物類をしまう場所は少ない。

強い衝撃への耐性が低い。また水に弱いことが多い。

収納本数・小物類の収納のしやすさ

吹奏楽部や市民バンドに所属する学生さんの場合は、

基本的に自分の所有楽器は1本であることがほとんどです。

ですが、コルネット・フリューゲルホルンなどの掛け持ち用楽器も持っている方、

シーンによってサブのトランペットを持っている方もいるでしょう。

トランペット複数持ちの場合、2本以上収納可能なダブルケースもあるため

それぞれ別のケースを用意するよりこちらの方がオススメです。

また、

  • バルブオイル・グリス・クロスなどの楽器小物も一緒にしまって持ち歩きたい
  • マウスピースも複数持っておきたい
  • ミュートもケース内に収納しておきたい

という方は、ぜひ小物の収納スペースもチェックした上で比較してみて下さい。

どのくらい収納スペースがあるか、マウスピースは何個まで収納できるかなど・・・

実際に楽器屋さんにいって中身を見てみるとイメージが湧きやすいと思います。

安心して運ぶことが出来るか

楽器ケースの一番の目的は、大切な楽器を守ることが出来るか?という点です。

楽器を守るうえで、

  • 外部からの衝撃に耐えることが出来るか
  • 楽器を支えるホールド力は十分か
  • 小物類が中で動いてしまわないか

を意識して選びましょう。

特に、移動中にケース内の楽器がガタガタ動いてしまわないようにしっかりと支えてくれる「ホールド力」の優れた楽器ケースを選ぶことで、へこんだり傷が付いたり・・・という

リスクを軽減することができます。

移動手段

トランペットケースの場合

  • 手持ち型
  • ショルダー型
  • リュック型

の3種類があり、ほぼ全ての楽器ケースを手持ちで運ぶことが可能です。

ショルダーベルト・リュックベルトが付属していることで2wayで

持ち運ぶことができるようになっている仕様のものが多いですね。

学生さんの場合は、楽器だけでなく学校の授業や塾の教材など

他の荷物も一緒に持ち歩いて移動することが多いと思います。

手持ちにすると片手がふさがってしまう、自転車で登校しているので

背負って持っていかないとカゴに乗り切らない・・・など、それぞれのお悩みがあるのでは?

自分の生活スタイルにあった移動手段で持ち運ぶことが

出来るケースを選ぶことも個人的には大切だと思います。

学生にオススメトランペットケース3選 

ここからは、10年間トランペット一筋で吹奏楽に携わってきた

アマチュア大学生の筆者が個人的にオススメするトランペットケース3選を

ご紹介していきます。

CC Shiny Ⅱ B♭ Trumpet Case CCシャイニーケースⅡ トランペット用ケース

出典元:Amazon

まずはこちらのC.C.シャイニーさんのトランペットケース。

こちらの商品は、前回のバージョンよりも留め具と持ち手が改良されており

さらに軽量化を重視した設計になっています(重量1.5キロ)。

先ほどもお伝えしたように、学生さんは荷物がとても多いので

少しでも身軽に移動できるのはありがたいですよね。

レビューでも、楽に背負うことが出来る・疲れを感じないなどの評価がありました。

そして、このケースの特徴はなんといってもカラーバリエーションの豊富さ。

ホワイトやブラックなどはもちろん、全20色展開の中からお気に入りのカラーを選ぶことが出来ます。自分の好きな色や、推しの担当カラーにするのもありかも・・・?

ホールド力も十分で、マウスピースや小物をしまうケースも付属されています。

デメリットとして「背負い心地」があと2つ紹介する商品よりも劣るのかな?

という印象です。リュックショルダーの金具部分が背中に当たってしまったり、

ケースとの摩擦で傷が付いたり・・・という意見があり、

実際に使っている楽団の子も「ショルダーとして使っている」とのこと。

比較的小さな楽器店さんにも販売されていることが多いため、

お試しで背負ってみて使いやすさを確認してから購入するといいでしょう。

ポイント

[商品データ]

重量:1.5キロ

外装:軽量グラスファイバー

予算:20000~25000円前後

持ち運び方:手持ち(たて)・ショルダー・リュック

小物収納:あり(内部のみ) マウスピース・オイルなど

[こんな人にオススメ]

・中身をしっかり守りつつ、身軽に移動したい人

・自分のお気に入りカラーを見つけたい人

プロテック PROTEC トランペット用ギグバッグ C238X

出典元:Amazon

プロテック社さんはアメリカの老舗楽器ケースメーカー。

ほぼ全ての管打楽器、弦楽器のケースを取り揃えており

ベルカバー・ミュート等の小物類の販売も充実しています。

このケースの特徴はまず、「小物収納の充実」です。

ナイロン生地を使用したケースに楽器本体やマウスピース、オイルはもちろん

サイドバックにはなんと譜面ファイルやミュート2、3個を収納できるほどの大容量!

さらに、合奏中なくなりがちなボールペンやチューナー用の専用スペースも。

これには、個人的にこだわってるなと思わず感心しました。

急いで合奏準備しないといけないのに「あれどこにしまったっけ?」と

慌てるストレスがぐっと減りそうですよね。

そしてソフトケースでありながらも、ベル部分にはしっかりと

ワイヤーとパッドが付いており生地自体も20mmと分厚さがあることから

衝撃に耐えることが出来ます。

このようにソフトケースでも安心して持ち運ぶことが出来る点も、

このケースの特徴の一つです。そしてもちろん軽量!

お値段もお手頃なので、

「予算が無いからソフトケースにしたいけど、強度が心配・・・」

と悩んでいる学生さんには本当にオススメです。

ポイント

[商品データ]

重量:1.1キロ

外装:ナイロン生地

予算:9500~15000円前後

持ち運び方:手持ち(タテ・ヨコ兼用)・ショルダー・リュック

小物収納:あり(内部・外部両面) ミュート・譜面ファイル収納可

[こんな人にオススメ]

・ミュートや譜面ファイルなど必要なモノは一括で持ち運びたい

・予算はなるべくおさえたい

KIKUTANIキクタニ トランペット 軽量ケース ツイード生地

出典元:Amazon

最後にご紹介するのは、KIKUTANIさんのトランペットケース。

実際に私が現在使用しているのですが、今まで出会ってきたケースの中で

このケースが個人的には一番気に入っています。

特徴としては、ぱっと見たときの外装でしょうか。

コットンツイードという高級感溢れる生地を使用しており、背負ったときに

ファッションの邪魔にならないところがポイントです。

全4色展開で、ある程度の雨でも楽器を守ることが出来るので

スマートに楽器ケースを持ち運びたい!という方にはぴったりです。

また、ギターケースなどをメインに展開しているメーカーということもあり、

背負い心地も申し分ないです。少しベルトが長すぎて床に付いてしまうときがありますが

長時間背負っていても疲れにくいデザイン設計になっています。

内装もがっちりしていて、マウスピース2本分の収納ケースを付属しています。

また3つのパッドを活用して、対応ケースの少ないコルネットも収納することが出来ます。

使い始めは、スチロール材にスポッとはめるタイプじゃないけど大丈夫なのかな?

と不安に思っていましたが、運んでいて中身が動いている感覚はほとんど無いです。

もちろん、外側にもポケットが付いているので

必要なお手入れセット類は一通り収納可能ですよ。

ポイント

[商品データ]

重量:2.1キロ

外装:羊毛ツイード生地

予算:15000~20000円前後

持ち運び方:手持ち(タテ・ヨコ兼用)・ショルダー・リュック

小物収納:あり(内部・外部片面) 

[こんな人にオススメ]

・軽量さもデザイン性も両立したい人

・ホールド力・収納性のバランスを重視したい人

まとめ

今回は、学生にオススメのトランペットケース3選をご紹介しました。

新しいトランペットケースの購入を検討している学生さんの参考になれば嬉しいです!

また、今回ご紹介した商品は全て楽天・Amazonでの購入が可能です。

是非、自分にあったケースを探してみて下さい。

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